からふね屋は大正10年(1921年)に初代社長と親交のあった、竹久夢二の絵の中に描かれていた屋号から名前をいただき「唐船屋印刷所」として創業。昭和29年(1954年)に「からふね屋」と改組されました。
私は縁あって、1990年に社屋の全改装のデザインをさせていただきました。今回、その社屋の1階のホールを、ギャラリー&ショップへ改装するにあたり、もう一度お手伝いさせていただくことになりました。創業時より、木版、活版、シルク、オフセットと、特に美術印刷に関しては高い技術を培ってこられました。私はからふね屋さんに行くと、いつも印刷職人、技術者の気配をこの場に感じます。常設は唐船屋オリジナル及びセレクトショップであり、要望があれば、ギャラリーとしてもレンタルされると聞いております。是非一度、場の雰囲気を味わいに行ってみてください。
杉木源三 + SPACE